
広島県トレーナー協会の皆様
このたび、広島県トレーナー協会の会長に就任いたしましたこと、大変光栄に思っております。まず初めに、これまで協会を支えてくださった会員の皆様、そして地域の皆様に心より感謝申し上げます。
広島県トレーナー協会は1994年に広島県体育協会の命を受け、全国に先駆けてスポーツ選手や愛好者をサポートするために設立されました。この30年間、様々な困難に直面しながらも、先達のご尽力と会員や周囲のサポートにより発展を続けております。設立以来、私たちは地域のスポーツイベントに参画し、多くのアスリートの成長をサポートしてきました。
当協会の最大の特徴は、スポーツに関わる様々な専門職が協力し合い、広島県を中心にスポーツ振興をサポートしていることです。そしてスポーツ現場でのサポートを充実させるため、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの取得推進や当協会独自の認定スポーツトレーナー制度を2009年より開講し、日々会員全体の知識、技術水準の向上を図っています。その結果、会員の活躍の場は国内にとどまらず、オリンピック・パラリンピックへとさらに広がっています。
私はトレーナーとして「人のために尽くす」トレーナースピリッツを大切にしています。何か目標に向かって努力を重ねるとき、誰かのために力を尽くすとき、人は最も輝くと言われます。会員の皆様が「トレーナーになりたい」「トレーナーになってよかった」と感じ、一人ひとりがさらに輝けるように、組織運営に尽力してまいります。
過去30年間の成功の鍵は「育成」と「連携」にあります。そして、これからの3年間、私は「輝きの4C基準」を協会の全ての活動に浸透させることを目標としています。
① Coach(育成)
次世代のトレーナーを育成し、知識と技術の向上を図ります。
② Communication(連携)
協会内外での円滑なコミュニケーションを促進し、強固な連携体制を構築します。
③ Change & Challenge(変化と挑戦)
変化を恐れず、新しい挑戦に積極的に取り組みます。
④ Conditioning(習慣)
トレーナーの役割は、アスリートのコンディションを整えることです。
コンディショニングとは、アスリートが最高のパフォーマンスを発揮できるように、日々の生活習慣を最適化することを意味します。
これらの基準を通じて、私たちはさらに多くの輝くトレーナーを育成し、地域のスポーツ文化を一層盛り上げていきたいと考えています。
私たちの協会は、地域に根ざし、活動の輪を広げていくことで、広島県全体のスポーツ文化の発展に貢献していきたいと考えています。今後とも、皆様のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
2024年7月 会長 武田幹生(カンセイ)
