高校スポーツ強化/「根性」より「科学」/全国初のトレーナー派遣(広島県)

~2003.9.26 中国新聞1面より抜粋~

国体少年の部の成績低迷を受けて広島県は、高校の運動部に医科学トレーナーを派遣するジュニア強化事業に乗り出す。ともすると「根性論」に頼りがちなクラブ活動の練習を見直し、科学的なアプローチで競技力アップを狙う。文部科学省は「全国でも初めての試みだと思われる」と成果を注目している。
県が全国大会での上位入賞を狙えると認定した公、私立高計約二十校の四十クラブ前後に、早ければ十月から理学療法士や整体師などの医科学トレーナーを送る。トレーナーは月に数回、練習に参加し、けがの予防や精神面を鍛えるメンタルトレーニングに当たる。
例えばソフトボールでは、投球フォームの修正や、基礎体力を着実に養うためのトレーニングメニューを作成。試合を想定したイメージトレーニングの指導などで精神力の向上も目指す。
事業は県が県体育協会に交付している補助金の一部を充て、協会が高校の要望を聞いてトレーナーを選定する。県は来年度以降も事業を継続する方針で、三年後に派遣校を見直す予定でいる。
国体で広島県は高校生主体の「少年の部」の成績不振が続き、広島国体翌年の一九九七年以降、八位以内に入っていない。昨年は四十一位にまで落ち込んだため、県はジュニア強化策として、科学的なトレーニング方法をクラブ活動に取り入れることを決めた。
企画した県教委スポーツ健康課は「有望な選手を集めて指導する一時的な強化合宿だけでなく、日常的な練習からレベルアップを図る必要がある」と説明している。
 文科省企画・体育課は「部活の指導者ではなく練習を補佐するトレーナーを県が派遣する例は聞いたことがない。取り組みの成果を見守りたい」と話している。

上記の新聞掲載記事にもありますように、国体少年の部の競技力向上を目指すためにトレーナー派遣が行われる予定です。この事業は広島県教育委員会(以下、県教委)、広島県体育協会(以下、県体協)が合同で行う競技力向上重点クラブ事業として行われるものであり、その中には以下のような内容となっております。
  ・外部指導者の派遣
  ・トレーナーの巡回指導
  ・指導者の短期県外研修
この中で、県教委が独自で行うものは外部指導者の派遣事業のみで、他の二つは県体協が経費負担するというものです。
この事業に関しては既に県教委が各県立高校、公立・私立高校にアンケートを行っており、希望が挙がってきた高校クラブの中から県教委、県体協が「指定校」と認定して事業展開するということです。
現在のところ県立高校の男女合わせて36のクラブが指定を受けており、その中で「トレーナーの巡回指導」を第一希望としてあげているのが13クラブ(同じ学校の男女は1としてカウント)あります。このうちメンタル面の指導を希望している高校が2校ありますが、これは県体協スポーツ科学委員心理班にお願いするようです。残りの11校に対してトレーナーを派遣しなければなりませんが、多くの競技は既に国体への帯同を行っている競技ですので、その競技に帯同している当協会のトレーナーがリーダーとなってもらい、それぞれの高校に対応していくのがベターのように思います。
この11校に対してトレーナー活動を行った場合、所定の手続きを行うことにより、訪問1回につきいくらかの金銭的補助が体協より受けられます。現在、体協が考えているのは,訪問回数は年50回程度,県内の試合の場合は学校への訪問と同じようにカウントする、県外への帯同はこの事業の範囲外とするということです。

上記のとおり、広島県体育協会から、高校の部活チームへの対応を要望されています。
つきましては会員皆さんの現在の活動状況をお聞きするとともに今後、対応できる方がどれだけおられるか確認したいと考えております。
できるだけ多くの会員の声を聞きたいと思っておりますので、下記のアドレスまでご質問や活動状況などのご連絡をお願いいたします。

|1|2|3|4|